■実施日
2003年12月15日、18日
■講師
村上 潤(東京学芸大学附属小金井中学校)
■対象・内容
2学年生徒に対して河川環境をテーマに、珪藻の紹介、水質調査の方法について概説し、SimRiverを用いた実習を通じて、流域環境と水質について考察する授業を実施した。
■授業の流れ
+1日目+
・導入
水に興味、関心を持つための導入(ミネラルウォーター など)。
→水はどこからきている? →なぜ君たちは水を買って飲むの?
川の水は汚いの? という投げかけ。
・導入(特に水質について)
「水質」とは何か。それをどうやって判断するか。感覚的なきれい汚いと、科学的なきれい汚い。水生昆虫による水質調査、魚類からの判断など。
肉眼で見られない微小な生物がいることを説明。
・解説(珪藻:ビデオ珪藻の採集と観察)
珪藻というものがどのようなものかを説明。ガラス質の殻を持つこと、クリーニング処理の必要性、光合成量、葉緑体の色(他の藻類との比較)、食物連鎖、多様な殻の形態などを解説。
・解説(珪藻と水質との関係)
汚濁耐性について説明(出現種と水質との関係についてわかりやすく解説)。
・実演(SimRiver)
SimRiverについて紹介し、どのようなことができるのかを実演。実際にこれを操作して、2日目に実習していくことを告知。終了。
+2日目+
・導入(環境設定について)
どういう環境をSimRiver上で設定するか、例を示しながら意識を持たせる。5年後の自分の街がテーマ。
・操作説明(SimRiver)
SimRiverの操作説明。前方のスクリーンに先生の画面を映しながら全員で操作。計数表を印刷。それから汚濁指数の出し方について説明。
・実習(SimRiver)
グループごとにSimRiverによる実習を行い、水質判定。結果を対比しながら考察。
・まとめ
感想を用紙に記入。時間切れになったので後日回収。 |
|
|
|