■実施日
2004年10月31日
■対象・内容
金沢大学理学部ふれてサイエンス2004(一般向け公開講座)の参加者に対して、パソコンを使用し、珪藻というものの説明も含めてSimRiverを実際に操作しながら説明。SimRiverを体験した人に使ってみてどう思ったかアンケートを行った。
一通り一緒に操作し、汚濁指数まで出せることを説明した後、最初から、デジタル図鑑で同定するところまでを自由に操作してもらった。当日は他の微細藻類の顕微鏡観察も行っていたので、一部その感想も含めて書いた方もいた。
■SimRiverの使用感想(原文)
びっくりしました (22才)
シミュレーションソフト(または図鑑ぽい)1mmより小さいμm病原菌くらいの大きさだった。 (9才)
信頼性が高いがちょっと疑問です・・・。 (26才)
6才の子供楽しめました。とてもわかりやすくて良かったです。10μmの世界をみれて良かったです。
珪藻が水質の指標になるということでとても興味深いシミュレーションでした。とても詳細なように思いました。 (25才)
こんなに調べたなんてえらいです。 (21才)
子供でも見ためで選んで名前など分かるので楽しそうでした。その後顕微鏡で本物を見ていましたが、うまく関心をもてたようです。 (8才)
各珪藻の汚濁階級指数はどのように決定されたのでしょうか? (22才)
良くできている。 (64才)
めっちゃすごいです。 (21才)
レベルが設定できるので子供から大人まで楽しめるというところが良いと思います。環境や採集時期などを変えて何度も出来るというのもいいと思いました。ただ、川の流れや川幅などがどうなっているのかや、地域の設定が気になりました。あらかじめそのあたりの設定を決めておくといいと思います。 (22才)
楽しかった。 (9才)
珪藻と水質の関係、珪藻の種類を同時に学習できて非常に良かったです。 (22才)
データはどうやって取ったのですか? (40代)
非常に面白いが、学名だけ出されてもこいつがなにものかよくわからない。図鑑の解説まではいらないけど、簡単な説明(どういう所にいるか、夏冬どっちに活動するか、くらいはパッとみれるといいなあ。 (35才)
■コメント(展示担当より)
感想を書いてもらったのは15人ほどですが、他に多くの子供たちが体験していました。採集したサンプルと図鑑の絵を合わせる作業が最も興味を持ち、正解、不正解に楽しんでいました。
学生や大人の方は、珪藻と水質の関係や、汚濁指数などの質問も多く聞かれました。別に置いていた、珪藻の電子顕微鏡写真をみながら水の中にはこんな物がいるのかといった感嘆の声も聞かれました。全体として、一般の方に「珪藻」という存在にふれられた良い機会だと思いました。
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