庭景観写真と質問項目との対応づけ    (多数の質問による庭景観写真の評価)

 質問項目により,似たような特徴づけがなされている 庭景観写真は互いに似ていると考えられる.また,その類似性は互いに高い 該当度合いをもつ質問項目により理由づけできると考えられる. 類似した庭景観写真を近くに配置し,また同時に,集まった庭景観写真に共通して該当する 質問項目を近くに集めるように,庭景観写真と問項目の布置を同時に与える手法が 数量化3類である.この手法は,庭景観写真と質問項目との対応づけを行うので, 対応分析(correspondence analysis)とも呼ばれている.この手法により, 対象と特徴が持つ構造が同時に視覚化される.
 いま,i 番目の庭景観写真 (対象)がj 番目の質問項目(カテゴリー) に該当する程度がfij (≧0) であったとする.これを, n ×m データ行列 F = (fij ) とする.庭景観写真の 座標を x = (x1,…,xn )', 質問項目の座標を y = (y1,…,ym )' とする. ただし,A' は A の転置行列である.
 この座標は相対的なものなので,その平均(重心)を0 , 分散を1に標準化する.このとき,庭景観写真座標と質問項目座標間の相関 を最大にするような座標を求めるのが数量化3類である.

数量化3類


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最終更新日:2004年 5月20日