手順4:操作方法(レベル3の例)
一般的に最も良く利用するのが「レベル3」です。ここから先はレベル3を前提に説明を進めます(下記の手順を簡単に説明したマニュアルが右のアイコンをクリックするとご覧になれます)。
1)初期状態
最初に河川環境設定画面が表示されます。上流〜下流まで5地域の環境が設定可能で、それぞれ「山林」「農耕地」「住宅地・市街地」について選択できます。更に、人口と季節を環境条件として設定可能です。
2)土地利用条件と季節、採集場所の決定
各エリアごとに流域環境を選択します(※上流をクリックしたら、続けて土地利用と人口を設定してください。終わったら次のエリアを選択します)。
左側の河川には、設定した条件が反映されていきます。住宅地・市街地は下水処理場のオプションもあります。
流域環境を設定し終わったら、季節と珪藻の採集位置を選択します。
すべて設定し終わったら「決定」をクリックします。すると、そこにどんな珪藻が出現するのか、シミュレーションが始まります。
設定した環境条件で出現が予測される珪藻群を、モデルプレパラートとしてその都度コンピュータが作成します。
3)計数表の確認と印刷
プレパラートができたら「デジタル珪藻図鑑」が表示されますが、まずは左上のボタン「計数表」をクリックします。
すると、そこに出現している珪藻の種類や汚濁階級指数が記入された表が現れます。これを「印刷」ボタンを使って印刷します(名前を記入することもできます)。
ちなみに、右上のグラフはどの群の珪藻が卓越しているかを示し、右下は自分が設定した環境が表示されます。
4)珪藻の種名を当て、出現数を数える
計数表を印刷したら、左上の「戻る」をクリックしてデジタル珪藻図鑑に戻ります。
左側のプレパラートの珪藻をクリックすると、印がついて該当する候補が右側に表示されるので、合っていると思われる種をクリックします。
正しければ正解マークが、間違っていれば不正解マークが表示されるので、合っていることを確認したら、右下に表示される種名(番号)を確認し、その都度計数表の該当欄に数を書き込んでいきます。
5)汚濁指数を計算する
プレパラートに出現している珪藻の数(n)をカウントし終えたら、計数表に示されている「汚濁階級指数(s)」と数との積をとります。その総和を全体数(nの和)で割った数値が、水質を示す「汚濁指数」となります。
この汚濁指数が流域環境を変化させるとどう変わるのか、いろいろなパターンを設定して試すことが可能です。 |
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簡易操作マニュアル
PDF(365kb)
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1)河川環境設定前の状態(初期状態)
2)河川環境の設定中
3)調査シート(計数表)
4)デジタル珪藻図鑑
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